今回はジェーン・クラコウスキー出演(と言っても端役)の『危険な情事』、鑑賞しました。


幸福な家庭を持つ弁護士のダン(マイケル・ダグラス)は、ある日日本料理店のパーティで魅力的な女性(グレン・クローズ)と知り合う。その後彼女のアプローチに負けて関係を持ってしまうダン。一夜の火遊びのつもりだったが―…。


おもしろかった!有名な作品なのでサスペンス好きの私は何度か鑑賞してるんですが、大人になってから観ると受ける印象が全然違うんですね。昔はとにかく女性側が怖くて、女性側を“悪”として描いているような印象を受けたんですが、いやいやまったくそんなことはなくて、なるほどおもしろい。

「仕方ない。自分のまいた種です」

その通りなんですね。
かと言ってダンが一方的に悪いわけでもないし、じゃあアレックスが悪いのかと言うと気持ちもわかるしね〜。なかなかいやいやおもしろかった。楽しかったです。


前半は古い映画だけあって、大げさなシーンが多く、笑ってしまう部分もあります。セックスシーンはここまで来るとコントだねw
後半は一転してもう恐ろしいやら悲しいやら不安やら。ダンは確かに不誠実だったんだろうけど、ここまでされるほど悪い人じゃないしね。むしろしつこい誘いに乗って、同情して会いに行ってしまうところなど(その結果「2回も会いに来たじゃない!」と言われてしまうわけですがw)、優しい人なんですよね。
しかしアレックスにとっては無責任な男なのもわかるので、なんだかね〜。どっちもどっちと言えばそれまでなんだろうけど。

この作品では警察も怠慢と捉える人もいるだろうけど、警察の言い分も一理あるね。ダンの立場で考えたら、動いてもらえれば安心するんだけど。


クラコウスキーはベビーシッターのクリステン役。序盤にちょっとしか登場しないし、顔も良く見えないので、彼女目当てで観るには向きません。
ただおもしろい映画なので、興味があったらぜひどうぞ
ちなみに英語音声しかありません。が、字幕も読み易いので吹き替え派の方でも楽しめると思います。