今回はローレン・シュラー=ドナーが製作に関わった「フリー・ウィリー2」を鑑賞しました。こちらの続編ですね。

前作から2年、ジェシー(ジェイソン・ジェームズ・リクター)は女の子に興味津々丸の少年になっていた。家族ともすっかり溶け込み、問題なく日々を過ごす。
そこへ孤児院から連絡が入る。「ジェシー。お母さんが亡くなった。君には弟がいる」。弟と共に過ごすことになったキャンプで、ジェシーはウィリーと再会する。ウィリーも家族を連れていた。しかし、近海で起こったタンカーの座礁事故で、ウィリーとその家族は原油の危機に見舞われた。なんとかしなくては…。ジェシーは友人たちと、シャチを救うために動きだす。

ジェシーとその家族、ウィリーとその家族を描いたファミリームービー。前作のファンタジックな側面は薄くなり、環境問題を取り入れた現実的な作りになっています。
個人的には…まぁやっぱりどうあっても、無印が一番ですね。環境問題を取り入れたい、という姿勢は素晴らしいと思うし、誰かが問題提起すべきなんですが、これはちょっとなぁ。ジェシーとエルヴィス(異父弟ね)のストーリーは良かったんだけどなぁ…。
まぁ、これは2,3伴って言われることなんですが、説教くさいです。そして、正義のためなら何をしてもいいの?と疑問が沸きます。
中盤ですかね。事故を起こした原油会社の社員を、ジェシーが海に突き落とすシーンがあるんですよ。それを助けようとした男の人(事故処理の担当者?)も、エルヴィスに蹴っ飛ばされて海にぼっちゃんこする。“海の殺し屋”と言われるシャチが泳いでる海にですよ!?それを見て環境問題にうるさいデモ隊が何をしたと思います??パチパチパチって拍手ですよ、にこにこしちゃって…。ぞっとしましたね。
ウィリーの安全を知っているジェシーたちはいいとして、他の人たちはそれ知らないわけじゃん。それなのにだよ?原油運んでた人はシャチに食われてもいいってか!
確かにタンカーの底が一重だったし、安全管理に問題はあったとしても、それはシャチに食われていいってことにはならない。
そのシーンの前後に、原油会社の社員がいかにクソか演出するシーンがあるわけですが…。そんなことしてもごまかせないよなぁ;; どんなに相手が悪いことしてたって、こっちが何をしてもいいってことにはならないもの。
あと、ジェシー傲慢ですね。「俺以外の誰かにウィリーをわかってあげられるわけがない!」って感じです。確かにそうなんだけど、こういう気持ちって傲慢さの表れでもあるんですよねぇ…。私もちょっとその気あるから気をつけよう。でも子供だしなぁ、思っちゃうよなぁ。

まぁ、相変わらずウィリーはかわいかったわけですが…。ストーリーがね。ちょっとひどいかな。
まぁでもおもしろいですよ。うん。エルヴィスかわいかったです(*^ ^*)